ホンダ・シャトルと2代目プリウスの比較
ロードバイクを車内に積載でき、かつ立体駐車場もOKという条件で選択した車、ホンダ・シャトルが納車されてから千五百キロくらい走ったので、ぼちぼち第一印象を書いてみることにした。
さて、まずロードバイクの積載だが、少なくともうちの場合、前輪を外せば全く問題ない。身長165センチの僕の場合、サドル位置はそのままで積載できる。ということで、これまで2度ほどロードバイクを積んで出かけた。
ちなみにロードバイクだと、それなりにトランクスペースを大きく占拠しているのだが、実用的最小折り畳み自転車のBromptonだと、こんな感じ。後部座席を畳まなくとも4台以上はイケそうだし、畳めば十台以上を軽く積めそうな感じで、どれだけBrompton、小さいんだか(笑) というか、後部座席を倒すと1,000リットル以上の容量を誇るシャトルの積載能力の大きさも、大概といえる。ここは現行のプリウスαでも太刀打ちできないところ。
走行性能や燃費について、前の2代目プリウスと比較して、取り立てて不満は無い。川崎から金沢まで往復してきたが、腰を痛めるようなこともなく、快適に帰宅できた。ちなみに燃費の実績は、累積で1リットル当たり20キロ以上をキープしている。
運転席からの各種操作のインターフェース面では、残念ながら2代目プリウスの方が使いやすい。さすがトヨタといったところ。しばらくすればホンダのインターフェースに慣れるかと思ったが、2か月以上過ぎても慣れない。
ボトルケージの位置など、細かいところまで含め、2代目プリウスは良く出来た車だったということを、改めて知った。設計年次では10年の差がある2台だが、ホンダ車のインターフェースは、未だにトヨタの使いやすさには追い付いていないと評さざるを得ない。
動力性能というか、走り始めてからの力強さは同じ1500ccのハイブリッドでも、エンジン出力が大きいシャトルに軍配が上がる。だが、モーターの出力は2代目プリウスの方が大きいため、低速時にモーターだけで走る時間はプリウスの方が多く、これもあって低速時の挙動は2代目プリウスの方が滑らか。
自転車が積めるというメリットを抜きに比較すると、2代目プリウスの方が使いやすい車と、今の僕は考えている。