新・桂庵雑記

Jazz演奏やロードバイク、山や海など、桂庵(けいあん)が趣味に関することを書き散らしてます

自転車で伊豆大島を一周する所要時間

 しばらく前になるが、2016年10月22日に自転車(ロードバイク)で伊豆大島を一周してきた。

一周に要する時間がどのくらいなのか、ネットで色々な人のブログ等を見ても、あまり具体的なデータが見つからなかったので、どの程度かかるものか実際にやってみようというのが、動機の半分。残り半分は、運動不足の解消が目的。

その前日(21日)は金曜日なので、仕事をある程度で切り上げ、20時前にいったん帰宅。車に自転車を積んで、乗船場所の竹芝桟橋へ移動。

ちなみに今回、現地到着後に組み立てる時間を節約するため、自転車は受託手荷物として預けました。料金はたしか1,500円だったと思う。

f:id:jazzwombat:20161217231142j:plain

かくして伊豆大島航路のさるびあ丸に乗船。2等椅子席だったが、若い人の団体や釣り客が結構多い。予定どおり22時に出航。

f:id:jazzwombat:20161217231327j:plain

こんなアングルでレインボーブリッジの夜景を見たのは自分初。ちなみにこの時点では、当然ながら東京湾の奥を航行しているため、揺れらしい揺れは感じられない。久里浜沖を抜け、外洋に出ると少し揺れるが、この日は全般に穏やかだった。

さて、伊豆大島到着は午前6時で、入港したのは岡田港。自転車組は皆、輪行袋を担いで下船しているが、僕は手荷物だけで身軽に下船。自転車はコンテナに詰められた状態で、クレーンで釣り降ろされてきた。

f:id:jazzwombat:20161217231818j:plain

 さて、ここからスタートし、10時30分に出航する高速船で帰宅しようというのが、今回の目論見。これを達成できるか否かの鍵を握る、一つの大きな変動要因がある。それは、高速船の入出港地がどちらになるかということ。

伊豆大島航路の高速船は、客船と同じく島の北にある岡田港か、島の西側にある元町港のいずれかから出港するのだが、どちらになるかは当日になってみないと分からない。島を時計回りに回る予定だが、もし元町港から出港する場合、そこまで走っただけで乗船してしまうと、元町港から岡田港まで7キロくらいのルートが未走行で残ってしまう。これを走り伊豆大島一周を達成した上で、更に元町港からの高速船に乗船しようと思うと、9時前には元町港に到着している必要がある。

 

さて、それでは走行開始。

平面図だけだと分かりづらいが、港を出るとすぐに上り坂が待ち構えている。これを上って、伊豆大島一周道路に入ると、車は少なく信号も無いので、走りやすい。だが、島の東側は山岳地帯なので、多少の快適な走行のあとは、当分の間、地道なヒルクライムが続く。上り坂が一段落するのは、島の東南のあたりで、そこから右下の波浮港までは一気の下り。

波浮港を過ぎて小休止したが、そこから先が地味に堪えた。島の東側ほどではないのだが、地道にアップダウンが繰り返される。元町港まで行ってみないと出航地が分からないので、ある程度のスピードを維持したいのだが、トレーニング不足の脚では自ずと限度があって、気ばかりが焦る始末。

元町港への到着は9時を過ぎてしばらくした頃。掲示されていたこの日の出航地は岡田港で、岡田港から元町港への復路は無事免除された(笑)

残る行程を着々と詰めてゆき、岡田港に到着したのは10時すぎ。伊豆大島一周に要した時間は、おおよそ3時間30分(休憩込み)というのが、今回の記録。

 

実はこの伊豆大島行きで、出発前日まで持参する自転車をロードバイクにするかブロンプトン(折り畳み自転車)にするか迷っていた。結局はロードバイクにしたのだが、やはりそれが正解。ブロンプトンだったら、おそらく10時30分の高速船には乗船できなかっただろう。

 

それにしても、観光も何もなく、ひたすら走り回るだけの伊豆大島一周、いったい何をやっていたんだろうという気がしなくもない。今度はもう少し余裕のある行程で、一泊で走ってみようと思う。